EM-001
特発性肺線維症(IPF)は、世界で100万人以上の患者に影響を及ぼす難治性の呼吸器疾患です。現在、多数の薬物候補が臨床試験の段階にあります。しかし、既存の治療法や開発パイプラインの多くは線維化プロセスそのものに焦点を当てており、疾患機序の重要な上流要因である細胞老化など、その前段階の細胞変化を標的としたアプローチは限られています。近年のscRNA-seq解析では、炎症と線維化を駆動する根本原因として異常基底様細胞が同定されていますが、現行治療ではこの機序に十分に対応できていません。
EM-001(HBBC-EV)は、特定のマイクロRNAを介してWnt/β-catenin経路を標的とします。異常な細胞変化の抑制に加え、健全な肺組織の再生も促進します。他のEVとは異なり、独自の表面プロファイルにより肺への選択的送達を可能にし、有効性を高めます。